2012年8月30日木曜日

泥縄式・・・・・・

「泥棒を捕らえてから縄を綯う」

後手後手の悪い印象の言葉ですよね。
最近では、領海侵犯や不法上陸を取り締まろうにも、悪意を持って不法に侵入した者を取り締まる法律が無いので、難民を想定した法律を適用する、といった話を耳にした覚えがあります。法整備が急がれるのはもちろんですが、まるで泥縄だとの意見も見ました。

「泥縄式」、言葉の意味としては、その場しのぎで役に立ちそうにも無い感じを受けますが、本当にそうなのでしょうか。

もちろん、予め綯った縄を準備できているのが理想ですが、縄が無いからと途方にくれるよりは、慌ててであっても縄を綯い始める方が、事態は改善されると思うのです。少なくとも、縄が無いんだから仕方ない、と愚痴をこぼすよりは。

今、私達FPUが取り組んでいる「フィギュアスケートの採点システム改善へ向けての行動を嘆願する署名」をご存知でしょうか。
フィギュアスケートを観ていて感じた、あまりにも偏った採点法とその適用を改善して欲しいと願って始めた活動ですが、所謂泥棒を縛る縄が無かったもどかしさから綯い始めた「縄」なのかもしれません。今後どんなにルールが改善されても、あの時の採点が正されることは無いでしょう。だからと言って「縄」を用意しなければ、今後も同じことが繰り返されるのです。後手であろうが何であろうが、今やるしかないと思います。少なくとも今ならまだ、次の機会には生かされるのではないかと。

バンクーバーからソチへ。
道は半ばを過ぎました。
選手達はたゆまぬ努力を続けています。

私達にできることを、今しませんか。


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