2012年12月28日金曜日

「署名テレビ」について

お知らせとお願いです。

私たちFPUが行っている「フィギュアスケートの採点システム改善へ向けての行動を嘆願する​署名」ですが、現在サイトの不具合により緊急メンテナンス中のようです。
数日前からアクセスできなかったようで、心配していたのですが、原因の確定および復旧を行う為のメンテナンスであるとのことですので、しばらくお待ちいただけると幸いです。

私も不具合を確認した時には、FPUの署名のみに起こった現象かとの思いが過りましたが、サイト全体が同じ状態のようです。

署名しようとして下さった方には申し訳ありませんが、どうか復旧次第、再度試みてくださいますようお願い申し上げます。 復旧を確認次第、またお知らせするつもりでございます。 よろしくお願いいたします。

2012年12月26日水曜日

安倍総理、誕生!!

第二次安倍内閣が発足ですね。
やっと、やっと、日本人の日本人による、日本人のための政治が行われると、希望が膨らみます。

急激な変化は望みません。
無理な力を加えて歪めるよりも、一歩一歩確実な歩みで、じわじわと安心が実感できますようにと願っております。

一点を凝視する目と、全体を俯瞰する目とを持ちたいものです。
未来を見通す目も欲しいんですが、こちらは近視眼的になりがちですので、目線は出来るだけ遠くに向けていたいですね。

千里の道も一歩からと言いますが、その場足ふみの歩みや、ただ暴れまわるような歩みでは、何処にも到達できないでしょう。
見失わず積み重ねる一歩を、歩まねばなりませんね。一歩一歩は足元を良く見て確実に運び、右往左往せずに目標を見定める。
何事においても、これに勝る道は無いと常に実感しています。

皆様の声も同じだと思いますよ。
一人一人、言葉は違っても願いは同じ。皆さまの「一歩」を連ねて理想に近づけませんか。


2012年12月25日火曜日

真央さん、連覇おめでとう!

全日本選手権が終わりましたね。
勝ち負けは置いておいて、みなさんの演技に感動しました。

採点には然したる改善は見られませんね。残念なことです。
放送を含め、微々たる部分では多少の変化があるようですから、多数の抗議も影響はしているのだなと感じます。そのような声承知の上で、なんとか誤魔化し切りたいという意図かと思いますが、皆様はどうお感じになったでしょうか。

ジュニアの選手もどんどん頭角を現してきて、楽しみな展開になっていますから、余計に「公平なジャッジを!」と願います。

私見を申しますと、対戦相手だの相対評価だのには興味がございません。常にご自身との戦いであると思っておりますので。
相手がどんなに強くても、自分がより強ければ勝てるのだとか、そんな言葉に覚えもありますが、例えば、練習してきたことが出来なかったが点数or順位では上回った場合と、点数or順位は上回れなかったが、思い通りの演技が出来た場合と、選手自身が嬉しいのはどちらなんだろうと考えると、勝ち負けにこだわることで失うものが多過ぎるのではないかと感じるからでもあります。
試合の結果なんて、単なる通過点ですもの。
それで何かを得ることが出来る準備が無い者には、単に喜び浮かれる物でしかないだろうにとさえ思いますから。

私が浅田真央さんを応援せずにはいられないのは、まさにそういう部分でです。
勝って驕らず、負けて腐らず、行くべき道を決して見失わずに、黙々と自分を磨く姿に魅了されているのです。

決して思い詰めた顔でいて欲しいのではないことを、念押しさせてくださいね。
深刻に自分を追い詰めても、得る物は少ないと思います。真剣に、理想に燃えた晴れやかな顔を上げて、歩み続けて欲しいのです。苦しい時は立ち止まったり、辺りを見渡したり、泣いてストレス解消もOKでしょう。目標を、理想を、見失わなければ、一歩一歩近づいていくのですから。

彼等のすべきことは、自分自身を磨くこと。
ジャッジのすべきことは、公平に自分達の意図を加えず採点すること。
そして、それを束ねるISUがすべきことは、選手を守り、育成すること。
そして、この当たり前の事を建前でなく実行すべく、ルール設定および運用にあたること。

理念は素晴らしいものだったはずです。
それを実現する為に公平な運用が欠かせないはずなのに、その部分に疑念が生じています。
その改善を求める活動に、どうぞご参加ください。







2012年12月15日土曜日

透けて見える浅ましさ

今朝のウェークアッププラスでの「緊急電話アンケート」、何だか選択肢の設定がおかしいと思いませんか。

「あなたの一票は誰のために?」
①少子化時代の「子供」
②雇用が不安定な「若者」
③負担かかる「現役世代」
④安心求める「高齢者」

この選択肢の中に、少なくとも私は選択したいものはありません。
こんな単純な四択で選べるような、そんな次元の話ではないと感じないのかと不思議に思うのは一瞬で、思い出しました、大切なことを。

マスコミが、この四択だとアピールしたいだけなのだと。
そんな風に、すり替えを行いたい者達が存在するのだと。

画面上部には歴代首相の顔写真と、その当時の投票率が映るようにしてありますね。
投票率を数字と棒グラフで表示していますが、棒グラフの長さにも不自然さを感じます。
少しの差も無駄に大きく表しているような、そんな不自然さです。

有権者たる私たち、
視聴者である私たち、
様々な立場でも、根元は日本国民である私たちを、馬鹿にするにも程があると憤る声が、彼らには聞こえないようですね。

つまらぬ揚げ足取りも不必要だし、馬鹿馬鹿しい祭り上げ方も不必要です。言い間違いなど、何ほどのものでもないのですから。
言い間違っても本質が理解できてさえいれば、何の問題も無いのです。言葉面だけで中身が無かったり違ったりする害を思えば、余計にね。

「票を集めるために」と言われていますが、「票」は個々の候補者の言動を見た有権者が、判断した結果「集まる」ものであって、「集める」ために大衆受けしそうな標語の連呼など、有権者を見くびっていると感じます。「集めた」結果をどうするのか、国会議員としてどう働きたいのか、それが見えてこない候補者には関心を持てません。

競争者を貶めて勝とうとする姿勢、点数稼ぎだけに走る姿勢、そのものが疎ましい。

政治の話、今回の総選挙についての私の意見ですが、こうして言葉にしていると、いちいちフィギュアスケートの現状と重なるようで、腹が立つやら情けないやら。

立ち上がって意見しましょう。

不心得者には引導を渡しましょう。

一人一人の声は、決して無駄ではないのですから。

2012年12月11日火曜日

ちらちらと、本当のことが・・・・・・

総選挙後を見据えてか、ちらちらと本当のことも報じられるようになってますか?

例えば・・・

ジャンプで転倒キムヨナが「今季最高得点」 「浅田真央より上」報道にネットで怒り

J-CASTニュース 12月10日(月)19時2分配信

 フィギュアスケートの浅田真央選手(22)がグランプリファイナル優勝を果たした一方で、「宿命のライバル」韓国のキム・ヨナ選手(22)が復活を遂げた。「今季最高得点」を叩き出したというのだが、その報道のされ方にネットユーザーなどから疑問の声が上がっている。

 「浅田真央よりキムヨナが上といっているに等しい」などと怒り心頭なのだ。

 2010年バンクーバー冬季五輪の金メダリスト、韓国のキム・ヨナ選手が2012年12月9日、ドイツのドルトムントで開かれたNRW杯で優勝を果たした。

■フジテレビが「キム・ヨナ復帰完全検証」と銘打った特集

 驚きなのは、その点数だ。8日に行われたショートプログラム(SP)では、浅田真央選手のNHK杯での67.95(今季最高得点)を大きく上回り、72.27点。フリーでは、浅田選手のグランプリファイナルでの129.84(今季最高得点)よりわずかに低い129.34点を記録した。合計は201.61点で、グランプリファイナルで浅田選手が記録した今季最高得点(196.80点)を超えた。

 これを受けて、フジテレビは12月10日放送の「すぽると!」で「キム・ヨナ復帰完全検証」と銘打った特集をくみ、キム選手の復活度は70%と伝えた。そして、キム選手のSPの点数の下に、浅田選手、A・ワグナー選手、鈴木明子選手のグランプリファイナルでの点数を並べた映像を流した。

 これにネットユーザーらが噛み付いた。本来比べられない点数をならべて、浅田選手よりもキム選手のほうが上だと印象付けようとしているという。

  「フジテレビはキム・ヨナが7割の力で『今季最高得点』を出した。浅田真央よりキムヨナが上と言っている」
  「本当に日本のテレビ局なのか」

などと怒り心頭だ。

 今回キム選手の優勝した「NRW杯」は、冬季五輪、グランプリシリーズ、世界選手権より格下の「国際B級大会」で、「第一線の大会ではない」(フィギュアスケート解説者・村主千香さん)。国際スケート連盟(ISU)の公認試合ではあるが、その得点は「参考記録」で、グランプリシリーズなどのように「公式記録」には認定されない。

 また、違う大会の点数を比べる意味は「とくにない」と村主さんは10日放送のモーニングバード!(テレ朝系)で指摘した。得点のうち、芸術点は他の出場選手との兼ね合いで決まるためだと言う。みのもんたさんも10日放送の朝ズバ!(TBS系)で、点数を付けたのが「同じジャッジじゃなきゃね」と首をかしげた。
 
「(得点が)ここまでどうして出てしまったのか、わからないと正直感じた」
 その上、キム選手の演技が浅田選手のグランプリファイナルでの演技にここまでの点差をつけるほど「完璧」だったかも疑問だ。ショートこそ大きなミスなくまとめたものの、フリーでは2回転を予定していた3連続ジャンプがすべて1回転になり、コンビネーションジャンプでは転倒、しりもちをついてしまった。村主さんも、モニバド内で感想を求められ、こう言った。

  「フリーでは後半かなりスタミナが切れてて、ジャンプも転倒していた。そこまで『おーっ』とは感動しなかった。まだ調整が足りてないのかなと思った」
  「(得点が)ここまでどうして出てしまったのか、わからないと正直感じた」

 グランプリファイナルでの浅田選手は、ショート・フリーともに大きなミスなくこなした上での優勝だった。

 なお、キム選手が今回「NRW杯」に参加したのは、2013年3月にカナダのロンドンで開かれる世界選手権への出場資格を手に入れるためだ。浅田選手も世界選手権への出場を予定している。早ければそこで2人の「直接対決」の結果が見られそうだ。
 
 
 
 
こんなのとか。
「ネットで怒り」って、無視し続けたからネットでどんどん広まったってことでしょ。何から何までコントロールできると思うのが間違いだし、思い上がりもいいところだったって、それだけじゃないのかしら。
 
少なくとも、「私が」マスメディアに望むことは、真実を伝えることのみです。
 
浅田選手が・・・
日本が・・・
ネットユーザーが・・・
 
そんな話は、庶民が雑談の中で愚痴ればいいことで、
(でも、雑談で言っても、相手にしてもらえないレベルだよねぇ)
大した根拠も無しに、ある時は公共の電波を使って、またはわざわざ真っ当な情報の中に紛れ込ませて、吹聴することではないと思うのですが・・・・・・
 
「奴らが嫌がることを、こっちもやってやればいいんだ」という声が、ネットの中には確かにあります。
でも、私はそれは違うと思っています。
 
「奴らの嫌がることをやる」のではなくて、彼らの求めることを「やらない」選択肢をとること。いかに懇願されても脅されてもです。
その上で、私たちがやるべきことをやればいいのです。
 
私たちの行動の選択権は、私たちにあります。
全ての場で、私たち日本人が、「こうありたい」と願うことに向って、「こうしたい」と思うように、或は「こうすべきだ」と感じるように、行動すること、発言することが大切なんだと、決して忘れてはならないのです。
 
平穏な日常では、ふんわりと微笑んでだけいても幸せです。
その日々に戻る為にも、言うべき事ははっきり言って、速やかな改善がなされるように願っています。

 

2012年12月7日金曜日

タラママ、ありがとう!

浅田真央さんの「鐘」、私の大好きなプログラムです。
振り付けはタラママことタチアナ・タラソワさんですよね。
 
世界選手権での演技の方が評価されていますが、私はオリンピックでの演技の方が好きです。
炎のような「怒り」が見えました。
 
そのタラソワさんの記事を読んで、じ~んとしてしまったので紹介しますね。
 
 

「真央は跳ぶべき」元コーチのタラソワ氏 3回転半復活に太鼓判

スポニチアネックス 12月7日(金)8時57分配信
「真央は跳ぶべき」元コーチのタラソワ氏 3回転半復活に太鼓判
拡大写真
<フィギュアGPファイナル>開会式に姿を見せたタラソワコーチ
 08~09年シーズンから2季、浅田真央(22=中京大)のコーチを務め、今季はフリー「白鳥の湖」の振り付けを担当したフィギュアスケート界の重鎮、タチアナ・タラソワ氏(65=ロシア)が、7日開幕のGPファイナルを前にスポニチ本紙のインタビューに応じた。直接指導する立場を離れても、浅田への思いは不変。かつての愛弟子の活躍に、笑みを浮かべながら口を開いた。

【写真】ソチ五輪の本番会場・アイスバーグで練習に汗を流す浅田

 タラソワ氏 マオはフィギュア選手として、とても素晴らしい。多くのことができる珍しい存在。違う性質のプログラムでも、とても上手に演技できている。私は彼女が復活しつつあると思う。自分を取り戻しつつあるので、どんな大会でも表彰台で彼女を見られるでしょう。

 07~08年シーズンのSP「バイオリンと管弦楽のファンタジア」以降、毎シーズン、SPかフリーで浅田の振り付けを手がけてきた。今季のフリー「白鳥の湖」も同氏によるものだ。

 タラソワ氏 彼女といつも仕事ができて私は幸せ。私はロシアの偉大な作曲家チャイコフスキーのこの曲が大好き。私たちにはいくつかの方向性があったが、マオが選んだ。この音楽は彼女に合っている。

 浅田のコーチを務めた10年バンクーバー五輪ではSP、フリーで計3度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の挑戦を後押しし、見事に成功させた。今季は封印している大技だが、今後の解禁に期待を寄せた。

 タラソワ氏 マオが完全に復調すれば、トリプルアクセルを跳ぶでしょう。長年にわたって、自分の武器にしてきた。1、2年跳ばないことはよく起こることだが、もちろん、私は跳ぶべきだと思っている。

 ソチ五輪まで1年2カ月。来季も浅田の振り付けを手がけるのか。フィギュア界の重鎮は明言しなかったものの、浅田へのあふれる愛でインタビューを締めくくった。

 タラソワ氏 まだ来季についての話はないが、オファーが出されたら考える。今言えるのは、私はマオの熱狂的なサポーターであり、ファンであるということ。マオは私の中に、心の中にいつもいます。
 
最終更新:12月7日(金)11時37分
スポニチアネックス
 
 
ご自身を、真央さんの熱狂的サポーターだとおっしゃってます。嬉しいですねぇ。こんな心強いサポーターはありません。
技術も芸術性も、両方の頂点を極めるようなプログラムを、是非タラソワさんと真央さんで完成させて欲しいと、楽しみに楽しみに応援させていただきます。
 
タラママ、ありがとう!
これからも、真央さんをよろしくお願いします!!
 

2012年12月5日水曜日

「世襲」ってダメなの!?

歌舞伎の中村勘三郎さんの訃報に、落胆しているちょこ太です・・・
57歳なんて早すぎます。まだまだ円熟期に差し掛かったばかりだというのに。
まだまだなさりたいこと、伝えたいことが山ほどあったことでしょう。今朝は、悲しく残念な朝になってしまいました。

・・・・・・と書いていると、選挙カーが通っていきましたよ。
対立候補に「世襲」と批判されている若手で、おぼっちゃんと揶揄されていましたが、最近良い顔になってきているようで、腹が据わってきたのかなと勝手に思っている方です。

それにしても、世襲って、それ自体が批判されるようなことなのかなと、私は疑問なんですよ。

歌舞伎役者が幼い頃から自然に芸に接して、憧れや尊敬を持って親の背中を追うように稽古を重ねることは、良く知られていますよね。物心付く前から、日常の一つ一つから、修行をしているように見えますし、事実、基本がしっかりと入っている分、何をやっても存在がぐらつかないと感じています。歌舞伎に限らず、狂言もそうですし、伝統芸能って、そうでないと身につかないみたいですよね。
生まれ育った環境というものも、能力を助ける大きな要因だと思いますから、当然といえば当然です。

親の背中を見て、親の姿、その有り様を通して、幼い頃から馴染んでいた世界に、成長した後に自らも飛び込むということは、とても自然なことのように思われます。

そうであれば、政治家とて同じなのではないのでしょうか。
なにより代々政治家という家系なら、日本にとって安心ですし。


何事においても、機会は平等という考え方には異議はありません。
しかし、天賦の才が平等に備わる訳では無いのと同様に、個々の能力には努力だけでは埋められない差があることも事実でしょう。

持って生まれた能力と、それを伸ばす環境と、発揮する場と、評価する人が揃って、はじめて開花する、その才能に接する時、感動を覚えずにはいられません。

恵まれた才能に驕らず、活かす為に精進する全ての方に、幸あれと祈ります。

2012年12月1日土曜日

理想と現実に・・・・・・

衆院選を前に、討論会の類を目にすることが多くなりました。
各党それぞれに理想を熱く語るのは良いのですが、肝心なのはその理想をどう実行するのかということだと、彼らはわかっているのでしょうか。

机上の空論に終始するだけなら、
理想を語るだけなら、
主義を主張するだけなら、
私にも出来るのです。


政治家に求められるのは、
その理想を現実の中でどう実現するか、
どう近づけていくか、
それを語り、実行していくことだと思います。

政権を担ったことの無い者や、担う想定もしなくて良いような者は、理想論に終始するのも仕方ないのかもしれませんが、現実とかけ離れた話では、立ち往生するだけなのではないでしょうか。

理想と現実には、常に隔たりはあるものです。
その隔たりを認め、その上で理想を捨てないことは、大切だけどとても難しいことですね。1歩ずつでも着実な歩みを導くような、暗闇に灯りを照らして指し示すような、そんな政治家の理想像を持ちながら、一票を託す人を決めたいものです。



考えてみますと、フィギュアスケートの採点にも、同じ難しさが感じられます。
ルールという理想と、演技という現実。

選手達はそれぞれに、理想を追って自分を磨き、
審判達はそれぞれに、理想とされる姿と、目の前で繰り広げられる現実の演技とを照らし合わせて採点する。
その作業の核を成すのは、理想と現実の折り合いをつけることだと思います。

理想を実現すると言葉にすれば、ある種均一な印象を受けますが、簡易なことに求められる理想は、比較的簡易なものになりましょうし、困難なことに理想を求めれば、ほとんど不可能になってしまうでしょう。
それを同じ目盛りで測ることは、困難であると同時に、無意味であるとも思います。

理想だけにこだわって、理想に近い未完成なものを卑下するのでは無意味ですし、理想風に仕上げた衣を纏えば理想像の出来上がりだとするのであれば愚かしいばかりか、滑稽でさえあります。

本物の輝きと、紛い物のテカリの違いは・・・
本来、隠しようが無いものです。

こつこつと丹念に仕上げた本物の、表面に現れるごく一部。
その中の紛れ様も無い輝き。
これこそがフィギュアスケートの理想とされる姿のはずです。
内部から溢れ出る輝きと、表面に塗し付けられた輝きとを見分ける目を持たぬ者が、「目利き」を気取るから恥をかくのでしょうね。


「理想」と「現実」
ここに塩梅良く折り合いをつけるために、努力していただきたいと願っております。