2013年7月4日木曜日

母の覚悟というもの

安藤選手のニュースに声が出るほど驚き、その驚きがなかなかさめません・・・・・・

賛否両論あるのは当然でしょうね。ソチ五輪を目指すという言葉も見かけましたが、う~~ん、どうなんでしょうね。
先頃アイスショーへ出演したとかの映像を、チラッと観た時に感じた「あれっ?」は、そのためだったのねと納得は出来ましたが。ブランク明けとはいえ、トップクラスへ復帰しようという滑りではないと思ったのです。キレが無いというか重たいというか、らしくない滑りだなという感じで。産後だったのなら腑に落ちました。

それよりも気になるのは、母になった彼女に、不自然なほどの擁護報道が相次いでいることです。

嫌いな選手ではありませんでしたし、応援もしております。だからこそ、あえて言葉にしてみますと、選んだ道ならしっかりと自分の足で歩んで欲しいという事に尽きます。

誰しもいつでも、選択を迫られながら生きているのです。
その結果は決断した本人が引き受ける以外に、何がありましょうか。

母になった彼女に道が閉ざされているのではありません。道は常に開かれているのです。
全日本への出場権についても、他の多くの選手と同様に予選を勝ち進めば出場できるのですから。
休養期間が本人に責任の無い不可抗力であったのならまだしも、そうではありますまい。彼女自身が決断して選んだのでしょう。ならば、歩むのはその道しか無いではありませんか。

マスコミや周囲が騒ぐことによって、要らぬ期待をした挙句に失望するというような事は無いはずですね。
子を持つということは、その子が独り立ちするまでの責任も一緒に引き受けるということです。幸せも多いけれど苦悩も多い重いものですよ。
彼女がその重さも希望につなげて、確かな歩みを続けることを祈ります。

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