2016年4月6日水曜日

後味の悪い世界選手権でした・・・・・・

世界選手権2016、無事終了と言っていいのでしょうか。後に残る嫌な感じにモヤモヤが続いています。
浅田選手のFSのすばらしさに涙し、宇野選手の転倒とその後の演技に涙し、宇野選手の頬を伝う涙に、気が付けば我が頬も濡れ、観ているだけで胸がきゅっと締め付けられることばかりでした。

採点は相変わらずで、こんなのフィギュアスケートじゃないわと憤慨しつつも、真摯な選手たちの姿には心打たれますね。
やっぱり私は、浅田真央選手が別格で好きだと再認識もいたしました。と同時に、ちっちゃな「真央ちゃん」が、「真央のおとうと~♪ 昌磨♪昌磨~♪」とカメラの前ではしゃいでたあの「昌磨」が、あんなに大きくなって、あんなに凛々しくなって、それだけでも嬉しいのに、あんなに真っ直ぐな胸に迫る演技をするようになったことが、本当にうれしくてたまりません。

真央ちゃん、昌磨、人生はまだまだ長いよ。良いことも、その反対のことも、いっぱい起こるでしょう。あなたたちは、その一つ一つに歓喜したり傷ついたり、たくさんの涙を流すでしょう。
そして、あなたたちは、きっとその全てを受け止め包み込み、豊かさや深みを増して、人の心を揺さぶり続けることでしょう。
唯一無二の存在であり続けることでしょう。
あなたたちを応援できることは、本当に幸せです。ありがとう、と伝えたい!


・・・・・・、・・・・・・・・・、何と言ったらいいのか適当な言葉が見つかりませんが、少し失望もしております。
実績も点数も十分ですが、それ以上の魅力を私が感じることができない方についてです。

きらりと光るものの片鱗を確かに感じはしたものの、その輝きを今は感じることができません。
残念なことですが、もとより「見る」こと、「応援する」ことしかできないのですから、仕方ありませんね。ジャッジに対する不快感を抱えながら観ている、その上に、選手に不快感を覚えながら観るのでは苦痛が大きすぎますから。
以前にキム・ヨナさんに感じたような、残念ねでは片付けられない残念さです。
言っても詮無いことですね。

指導者の方々にお願いしたいものです。
皆さんが導いている選手たちは、素晴らしい才能と技術を持った特別な存在ですが、同時にまだ幼さの残る未熟な魂たちであるということを、どうか心に留め置いてくださいませ。そして、出来ることなら技や戦略を教える前に、彼らの心が健やかに育つことに手を貸してあげてください。
若い選手たちに関わる全ての方に、お願いいたします。