2016年6月20日月曜日

大人の見解

選挙の話題が多い時期ですので、昔少女の選挙考など。


大人になると「選挙権」が与えられるよ。
一人前の大人の証しだよ。
棄権なんかせずに、しっかり考えて投票しよう。

こんなありきたりな先生の言葉に、ありきたりに噛みつく生徒達が言いました。

誰に投票しても同じじゃないの?
たかが一票、有っても無くても変わらないでしょ?
だって、どの人も何だか恐そうじゃない?
親の話を聞いていると、悪い人ばかりのように感じるよ?

こんな茶化し気味な質問に、真剣に向き合ってくださる先生でした。


誰もが長所と欠点を併せ持つことや、完璧な人間なんていないこと。
他人の欠点をあげつらっていても、何の益にもならないこと。
私たち一人一人にも欠点があるが、素晴らしい長所も持っていること。
いつ、どこで、何をするか、それが大切なこと。
そもそも選挙は、一番素晴らしい候補者を選ぶものではなく、いろいろ難のある中から、より「マシな人」を選ぶものだと考えた方がいいこと。


今思い返しても、頷ける話ばかりです。昔の先生方の授業の脱線って、こんな話もたくさんあったものです。
そうなんですよね。派手なキャッチフレーズも、連呼する公約も、目安に過ぎません。政治家の責務はそんな狭い範囲で済むものではないでしょうにね。

「〇〇します!」と言っている方に聞いてみたい。その他のことはどうするの?と。
「〇〇させません!」の声にも、じゃあ、あなたならどう解決を図るの?と。
「します」「させません」「賛成」「反対」の怒号のような声の後で、実際にどう行動してゆくの?と。


「マシな人」を選ぶためには、私自身も自分や家族といった狭い範囲のことから、国や未来といった想像でしかない事まで、真剣に考えなくてはなりませんね。
理想論では片付かない我慢も必要かも。
そう思えば、「絶対に許容できないこと」をしない人とか、「絶対に成し遂げて欲しいこと」をする人とか、そんな判断基準が現実的だろうなと、そう思っています。

「敵」の「味方」は「敵」だよねえ。
「味方」の「味方」は「味方」に間違いないのかな?
「敵」の「敵」は「味方」って言うけど、どうなんだろ?

人を見る目というか、言外に漂うものを感じ取る訓練みたいな気がしてきます。
切り取った言葉や、一瞬の見た目や、他人の評価は、参考に過ぎません。自分の身に着けたセンサーを磨いて、排除すべきものを排除するために、五感をフル稼働させましょう。

お若い皆さんには特に言いたい!
「あの時はコロッと騙されちゃったなあ。」も、後々笑い話にできるかもしれませんが、それよりも「あの時にもう少しで騙されるところだった。よく回避したよなあ、自分。」の方が、すっきり笑えますよ!

一瞬一瞬を大切に、心を研ぎ澄ませて、判断と選択を繰り返しながら歩みたいものですね。

2016年6月11日土曜日

目が点になっちゃった・・・・・・

フィギュアスケートの採点の匿名性の廃止は、私たちFPUが訴えてきたことです。
それが実現するなら、とても喜ばしいのですが、真偽のわからぬレコチャイの記事ですから、要確認ということで、その「記事」の引用だけをと思います。

韓国キム・ヨナを泣かせたフィギュアの“匿名採点制”が廃止に=韓国ネット「いまさら遅い」「今からでもヨナに金メダルを!」

2016年6月10日(金)21時0分配信 Record China


記事画像 10日、韓国メディアによると、国際スケート連盟(ISU)が、フィギュアスケートの審判の匿名採点制を廃止することが分かった。これについて、韓国のネットユーザーがコメントを寄せている。写真はソチ五輪に出場したキム・ヨナ。 [ 拡大 ]
2016年6月10日、韓国・国民日報によると、国際スケート連盟(ISU)が、フィギュアスケートの審判の匿名採点制を廃止することが分かった。

スポーツ専門メディア「インサイド・ザ・ゲームズ」は9日、ISUがクロアチアで開催した第56回総会で、2005年から続くフィギュアスケートの審判匿名採点制の廃止を決めたと報じた。

審判の匿名採点制はこれまで、数多くの批判を受けてきた。2014年2月のソチ五輪で、「疑惑の判定」により開催国・ロシアのアデリナ・ソトニコワが合計224.59点で金メダル、韓国のキム・ヨナが合計219.11点で銀メダルを獲得した時も、メディアやファンからは「ソトニコワの競技力や演技力はヨナを超えるレベルではなかった」と批判が相次いだが、判定は覆らなかった。

今後は、審判自らが論争を意識せざるを得ないため、偏った判定をすることは難しい。ISUは「採点の透明性を通して信頼が高まることを期待している」と明らかにした。審判匿名採点制の廃止は10月に始まる2016‐2017シーズンから、グランプリシリーズなどで適用される予定だという。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「いまさら遅い」

「今からでも、ヨナに金メダルを!」

「キム・ヨナは匿名採点制の最大の被害者だ」

「これを機に、ソトニコワは点数を操作したことを認めて金メダルを返し、ヨナが2連覇したことに訂正するべき」

「おかしい判定を受けたのに、潔く受け入れたキム・ヨナの表情が今でも忘れられない」

「キム・ヨナが引退した今、フィギュアには全く関心がなくなった」

「これからはロシア勢の点数が少し下がりそう」(翻訳・編集/堂本)


・・・・・・・・・・・・目が点になるとはこのことです。

「お前が言うな!」
これに尽きます。
良い機会です。彼らの主張するところの「点数を操作」、これをぜひとも、オリンピック数回分ほどの年数程度を、さかのぼって精査していただきたいものです。
保存されている検体のドーピング再検査も、合わせてお願いいたします。


あぁ、久しぶりにパソコン画面に向かって、「あ゛ぁ゛ん?どの口が言うんだよ!?」と声が出てしまったわ。